統合型ウェルビーイングとは?
ウェルビーイングは、単独のプログラムまたはイニシアティブとしては機能しません。あくまでも、目的志向であり、組織の価値観と個々の従業員に溶け込んだものでなくてはなりません。このため、ウェルビーイングは、様々なポリシー、プログラム、福利厚生制度に加え、組織の望む企業文化、生産性の向上、長期的な人材のリテンション、そして業績の持続可能性などと切っても切れない関係にあります。
ウェルビーイングの4つの主な側面
統合型ウェルビーイングには、以下の4つの主な側面があります:
- 身体的側面:身体を健康的に保つということは、健康状態を把握、管理し、適切な予防措置を講じ、必要に応じて健康状態を改善し、慢性症状を管理し、予期せぬ病気や怪我に適切に対処することで早期に回復し、家庭においても職場においてもパフォーマンスを最高の状態に持っていくことを意味します。
- 情緒的側面:情緒的にバランスの取れた状態とは、自己認識を持ち、健全なメンタルヘルスを保ち、ストレスを上手にコントロールして耐性を身に付け、肯定的および否定的な感情にうまく対処し、病気や怪我を経験しても、精神的に安定している状態を意味します。
- 経済的側面:経済的に安定しているということは、使えるお金をうまく管理し、経済的目標を達成し、リスクを管理し、不慮の事態や教育費、退職後の生活といった将来のニーズに備え、金融危機に対処している状態を意味します。
- 社会的側面:社会的ウェルビーイングとは、社会と繋がっている状態を意味します。多様性を受け入れ、また活かして、周囲とうまくやっていく術を理解し、支え協力し、課題や問題をうまく解決し、変化にも柔軟に適応することです。社会と繋がっているということは、家族や友人、職場、さらにより広範な地域社会との関わりにも当てはまります。
これら4つの側面は、それぞれ固有でありながらも互いに密接に絡み合っています。ウェルビーイングの出発点は個人ですが、個人がこれを達成することで、職場、家族、そしてより広範な地域社会へと広がっていきます。
このように、理想的なウェルビーイングの状態 即ち、身体的な健康、精神的な安定、経済的な安定、そして 社会的なつながり は個人のコアであり、まさに4つの側面が相互に関連していといえます。
従業員ウェルビーイング戦略の構築を提案しますー従業員にとって関心の高いウェルビーイングを大切にすることにより、有能な人材を引き付け維持する「従業員から選ばれる企業」に。
ウェルビーイングのビジネスにおける価値
WTWの調査によると、従業員のウェルビーイングが高い企業の方が、業績が優れていることが分かりました。 具体的には、従業員のエンゲージメントレベルは2倍高く、従業員1人あたりの売上高も大きい一方で、医療費や欠勤日数が少ない上に、ストレスを感じる従業員の割合は70%も少ないという結果になりました。
職場におけるウェルビーイングの実現は、努力し挑戦する価値が十分にあります。これまでの取り組みで大きな成果を得られなかったにも関わらず、多くの企業が引き続き努力を続けています。それどころか、ウェルビーイングが業績にもたらす影響の大きさを理解すればするほど、その実現の必要性をより実感しているのです。
企業が、 従業員のウェルビーイングのビジネス価値を明確に理解することを支援するために
弊社では、企業が上述の4つの側面をカバーしたウェルビーイング戦略を構築し、、個々の従業員の問題解決の実現をサポートできるようお手伝いします。その結果、企業は組織全体の目標とタレント・バリュー・プロポジション(TVP)に沿った健全な組織文化を構築することができます。
弊社のアプローチでは、まず企業の資産、ブランド価値に効果的なウェルビーイングを構築するための明確な目標を設定します。次に、貴社の現在のウェルビーイングを評価し、その結果を貴社の目的やビジョンと照らし合わせます。
弊社は企業が以下を実現できるよう支援します:
- ウェルビーイングの4つの側面を結び付ける
- 貴社のビジネス文化とビジネス感覚にウェルビーイングを定着させる
- 個々の従業員の求めることや問題にフォーカスする
- 個々の従業員をタレント・バリュー・プロポジション(TVP)の中心に据える
- 丁寧に説得し、決めつけた判断を下さない
- テクノロジーを活用する
- 金銭的インセンティブを除外する
- 職場での健全な行動を推進する
弊社は、企業が独自の戦略と戦術を策定できるよう支援し、従業員のエンゲージメントを高めて行動の変化を促すことで、究極的には長期的な医療費を削減し、貯蓄を増やして、従業員が職場で最大限の能力を発揮できるようにします。
貴社の従業員のウェルビーイングに適した戦略の実施にご興味がある場合は、弊社までご連絡ください。