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サービス

キャプティブとは

キャプティブは、保険料高騰やキャパシティ縮小が進む中で、企業が 自社グループの .リスクを引き受けることで総リスクコストの安定化と補償の柔軟な確保を可能にする手法です。グループ専属の保険子会社として、戦略的なリスク管理を支える仕組みとして注目が高まっています。

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キャプティブとは、企業グループのリスクを引き受ける目的で設立される“自家保険会社(保険子会社)”を指します。

通常、キャプティブ法制度が整備された国・地域に設立され、自社 グループ内のリスクを引き受けることで、実質的にリスクを自家保有する仕組みを可能にします。

海外では1980年代後半から保険料高騰や引受キャパシティ縮小を背景として普及が進み、現在では世界に約6,000社のキャプティブが存在します。一方、日本企業におけるキャプティブ活用はまだ 100〜200社程度 と限定的で、普及余地が大きい領域です。

近年の本邦保険マーケットでは保険料高騰やキャパシティ縮小の傾向が強まっており、総リスクコストの安定化やキャパシティ確保の手段としてキャプティブ活用が急速に注目されています。

  1. 01

    リスクマネジメントの流れとキャプティブの位置づけ

    キャプティブは「リスクファイナンス(=リスク発生時に備える資金調達手段)」の一つですが、その前提として企業がどのようにリスクを認知・分析・評価し、対策を講じるのかという全体的なリスクマネジメントの流れを把握する事に加え、リスクファイナンスがプロセス上のどの段階で検討されるのかを理解する事が重要です。

    リスクマネジメントの一般的なプロセス

    • Step 1 リスクの認知:
      チェックリスト(質問票や調査票)等を活用して各種のリスク関連情報を収集すると共に、サイトサーベイ(現地調査)等を行うことによってより精緻にリスクの洗い出しを行う。
    • Step 2 リスクの分析・評価:
      上記にて求めた調査結果やデータを分析し、リスクモデリング等を利用してリスクの規模や発生頻度を算定する。
    • Step 3 リスクマネジメントの手法の検討及び選択:
      当該リスクの規模や頻度、自社の財務状況や経営成績を踏まえ、回避、コントロールまたはファイナンスのどれが最適な処理方法であるか検討及び選択を行う。
    • Step 4 最適なリスクマネジメントの手法の実施:
      上記にて検討・選択したリスクマネジメントの手法(回避・防止・軽減・ファイナンス)それぞれについて最も効率的かつ効果的に達成できる方法を選択して実行。
    • Step 5 リスクマネジメント手法の振り返り及び見直し:
      上記で実施したリスクマネジメント手法について、実績を振り返り、必要に応じて改善を行う。
  2. 02

    リスクファイナンス:リスク保有とリスク移転の考え方

    リスクファイナンスは大別してリスク保有とリスク移転の2つです。

    • リスク保有
      企業が損失を自ら負担する手法。積立金・引当金などを通じて内部で備えるため、柔軟でコスト効率が高い一方、会計上の制約や想定外の大規模損失に脆弱という限界があります。
    • リスク移転
      第三者にリスクを移す手法。大規模・予測困難な損失に対応可能ですが、補償範囲の限定、取引コストの発生、保険料の上昇やキャパシティ制約に影響を受けやすいというデメリットがあります。

    現在の市場環境(保険料高騰/キャパシティ縮小)を踏まえると、保有と移転の最適バランスを設計する戦略がより重要になっています。

  3. 03

    なぜキャプティブなのか

    企業の業務運営では、通関・契約・取引慣行などの要請から、形式的に保険付保を行う必要があるケースが多く見られます。しかし、外部の保険会社へ全面的にリスクを移転すると保険料の高騰や引受制限など、保険マーケットの環境変化の影響を強く受けるという課題があります。また、保険会社が提供する付帯サービスや事務の利便性は維持しながらも、実質的には自社で一定のリスクを保有し、より主体的にリスクコストを管理したいというニーズも高まっています。

    キャプティブは、こうした

    • 「形式的な保険付保の必要性」 と
    • 「自社によるリスク保有・コスト管理の強化」

    という一見相反する要素を両立させる仕組みです。

    キャプティブを活用することで、外部保険会社との契約形態や運用上の利点を維持しつつ、グループ内にリスクと保険料を還流させ、より戦略的で柔軟なリスクマネジメント体制を構築できるようになります。

  4. 04

    キャプティブを活用したリスク保有のメリット

    • 保険会社がキャパシティを減少させた際のキャパシティの補填
    • 保険料高騰時における(キャプティブへの保険料回収による)保険コスト増の緩和
    • 損害率の良いリスクをキャプティブに移転させることによる保険会社の利益の取り込み
    • 全社プログラム構築の際の全社的なリスク保有額と子会社毎のリスク保有額の調整
    • 保険会社の付帯サービス個別の購入
    • 事故情報の透明化、事故削減効果の早期化
    • 保険会社が引受け不能な個別かつ特殊な補償の引受
    • 再保険マーケットへのコンタクトによる特殊なリスクヘッジ手段の導入(マルチラインストップロスカバー、パラメトリック補償)
  5. 05

    当社が提供するサポート

    キャプティブ設立及び運営のためには貴社の財務状況を踏まえた精緻なリスク分析及び保険マネジメントが必要不可欠になります。

    WTWでは独自の最先端のリスク分析と保険及びリスクマネジメントの専門家を組み合わせてリスクマネジメント体制の強化からキャプティブ設立・設立後のマネジメントに至るまでのあらゆるサービスをご提供いたします。

    具体的なサービスについては
    キャプティブ及びリスクマネジメントソリューションのページをご覧ください。

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